2020年3月31日火曜日

新型コロナ、ドラッグストアに「意外な大打撃」 全体売り上げは伸びたが…… 2020/03/31 18:00 © ITmedia ビジネスオンライン 【画像】新型コロナでドラッグストアに意外な悪影響が  新型コロナウイルスの感染拡大は、あらゆる業界に予期せぬ影響を与えている。ビッグデータによるマーケティング分析を手掛けるTrue Data(東京・港)の調査によると、訪日客に特化したドラッグストアの2月の売り上げが、前年同月比で6割も減少したことが分かった。訪日客の激減がやはり強烈に響いたようだ。 ●インバウンド需要に大打撃  一方で全国のドラッグストア全体(数千店舗規模)のデータを見ると、2月の売り上げは前年同月より16.1%増加した。新型コロナ対策で除菌・殺菌系などの商品需要が伸長したとみられる。  True Dataがドラッグストアの2月分のPOS(販売時点情報管理)データを元に、1店舗当たりの平均売り上げを算出した。中でも「訪日客が多いエリア」「免税店登録店」「免税対象となる1レシート当たり5000円以上の購買データ」といった条件で店や使用するレシートを絞り込むことで、約100店舗を対象に「インバウンド特化型店舗の売り上げデータ」として定義、集計した。  この「インバウンド特化型店舗」のデータを見ると、1月まで好調に推移していた売り上げが2月に急減する結果に。本来は春節で殺到するはずだった中国人客を筆頭に、やはり新型コロナの影響による訪日客の激減が直撃した。  一方で同社の担当者は「“リベンジ消費”という言葉もあるように、新型コロナ問題の収束後に(インバウンドの)大きな需要が生まれる可能性もある」とみる。 ●売れ筋商品からマスクが激減!?  True Dataでは、この「インバウンド特化型」ドラッグストアでの売れ筋商品もランキング化した。1月には上位30位以内に12商品も入っていたマスクは、2月では意外にも5位に1商品のみがランクインする結果に。同社の担当者は「品薄状態が続いているためランキングから消えた」と分析する。

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