2020年3月5日木曜日

「雌鶏が鳴けば国滅ぶ」という中国の言葉がある。

 妻が夫を出し抜いて権勢をふるうような家はうまくいかず、やがて滅びるというたとえである。

 しかし、与正氏は「白頭山の血筋」ではない妻ではなく、まごうことなき「白頭山の血筋」である。

目を離せない北朝鮮の動向


 上記の「金正恩氏の生命の危機」が迫っているという仮説が正しければ、①食糧不足による飢饉と②新型肺炎の伝播・拡散という事態に加え、③北朝鮮は体制崩壊の危機、という3つのリスクが現実のものとなる。

 北朝鮮の体制崩壊については、2月28日に「新型肺炎で北朝鮮崩壊、3つのシナリオ」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59510)という記事で述べたところである。

 北朝鮮が体制崩壊は、北東アジアの火薬庫に引火するリスクを秘めている。

 米国と中国をはじめ世界中が新型肺炎で大混乱にある中で、第2次朝鮮戦争にエスカレートする可能性が出てくるわけだ。

 朝鮮半島と一衣帯水の日本にとっては、最悪の事態である。

 いずれにせよ、今後北朝鮮の動向を深く注視する必要がある。

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