2020年4月9日木曜日

(ブルームバーグ): 日産自動車が計5000億円規模の融資枠を3メガバンクと政投銀に要請したと、日経新聞電子版が9日報じた。日産は新型コロナウイルスの感染拡大で世界各地で生産・販売が大きく落ち込んでいた。   日産は新型コロナウイルスの感染源とされた武漢市のある中国・湖北省に現地合弁の生産拠点を持ち、春節明け以降に長期の操業停止に追い込まれた。感染が世界中に拡大すると、欧州や米国、日本の工場でも順次、操業を停止。国内外で従業員の一時解雇や一時帰休に踏み切るなど経営を巡る環境が急速に悪化している。   日産の業績はカルロス・ゴーン元会長が2018年に会社法違反(特別背任)などで逮捕、起訴されてから急速に悪化。前期(20年3月期)の業績予想を11月と2月に2度下方修正し、現在は営業利益が前の期比73%減の850億円、売上高は同12%減の10兆2000億円を見込んでいた。   日産の広報担当者から現時点ではコメントを得られていない。 For more articles like this, please visit us at bloomberg.com ©2020 Bloomberg L.P.

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